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【大蛇堂】300 人くさい(山梨・早川町)

¥5,903 税込

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2021年11月28日 18:00 に販売終了しました

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作品名:300 人くさい(山梨・早川町)
作家:大蛇堂
サイズ:30×60(cm)程度
素材:布製

【妖怪説明】
早川町下湯島に伝わる。

あるところに老夫婦と息子の3人家族がいた。息子が山へ薪取りにいくと、大岩の上に綺麗な女が立っていた。目に涙をためているので聞いてみると「都からきたが道に迷って腹が減っている」というので家に連れ帰って飯を食わせた。

3日くらいたってから夫婦になり、妻はよく働いたがなぜか食事は一緒に食べなかった。
男は不思議に思い、ある日そっと天井にのぼって節穴からのぞいてみた。すると誰もいなくなってから女は大釜で飯を炊き、一度に食べてしまい、押入れの中に入って「人くさい、人くさい」という。

驚いた男は近所の人たちと相談して、押入れの戸をあけてみんなで捕らえて引きずり出した。
「お前はただの人間ではあるまい。今すぐ山の中へ帰れ」
女は「帰るには帰るが、籠に一ぱい飯を入れて背負っていってくれ」という。

男はそのとうりに重い飯の籠を背負って山へ入っていった。あとから女は続いて来たが籠がだんだん軽くなっていく。男が振り返ると女の姿はなく、すでに籠の飯はからっぽになっていて、すぐそばの木の上に女の着物だけがヒラヒラとかかっていた。

男は恐ろしくなり「人くさいが来る」といいながら逃げかえって家の中へ逃げ込んだ。

いわゆる「飯食わぬ女房」の形だが、おおむね人前で飯を食べず頭の上の口から食べたりするものに比べ、この「人くさい」は最初に人前で飯を食べる。
全国に類話があり宮城の栗原郡には「妖怪200・おまんにじペロペロ」も伝わる。頭の上に口のある二口女と関連して語られることもある。

「人の居ぬ間に大飯喰らい 押入れ篭って人くさい」

【参考文献】
『中部・北陸の民俗』山梨県編

【商品説明】
直筆サインが入った1点ものの掛け軸です。
表装(絵柄)以外の部分も特殊加工の印刷により仕上げてあります。
すべて布製ですので耐久性に優れており、収納もしやすくなっています。

【Description】
One piece art work with autograph.
Special processing printing. Made of cloth. It has excellent durability and is easy to store. An explanation tag will be attached. (The image is a sample)
Size: W 30 cm x H 60 cm

大蛇堂の妖怪掛け軸はフルデジタルの複製画です。
収納時はコンパクトにしまえて、必要な時に飾れます。
床の間にも最高です。

大蛇堂の他作品/過去作品は以下リンクより閲覧/購入可能です。
https://otonokeenoke.base.ec/categories/451069

「宮城と山梨の奇妙な妖怪展」の販売作品です。

※店頭ではシステム利用料分が割引されての販売となります。
※店頭販売価格は銀行振込のみ対応いたします。直接お問い合わせください。
※店頭併売品のため、品切れの場合はご了承ください。

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