◆6/8〜6/18の企画展情報はこちら!妖怪貸箱ではいつでもたくさんの妖怪作品が君を待っているよ!
◆大怪店ギャラリーでは6月の月一妖怪展「夜行さん展」が怪催!
◆奥の細道ギャラリー:お休み/随時見学可能です。
◆大怪店WEBギャラリーでは企画展作品の通販は6/16の19時〜6/18の17時予定です。
◆他妖怪貸箱等の作品は随時通販中(基本的には在庫限り)
◆オーダー依頼はお問い合わせください。
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【大蛇堂】百蔵仙遊ver2 大掛け軸
¥18,774
作品名:百蔵仙遊ver2 大掛け軸 作家:大蛇堂 サイズ:50×80(cm)程度 ★この掛け軸は大サイズ(約50 x 80 cm)の掛け軸です。収納袋が付属します。 【妖怪説明】 大月市のテーブルゲーム工房『百蔵仙遊』さんに描き下ろした鬼のイラストが集合! 百蔵仙遊ファンは必携のアイテム! ▼秦 翠(はた みどり) 女青鬼。百蔵仙遊さんのため描き下ろし。 ▼九鬼 赤彦(くき あかひこ) 大赤鬼。岩殿山につたわる鬼の伝承を下敷きに制作。 「岩殿山の赤鬼」についてはこちら↓ https://orochi.theshop.jp/items/77340669 ▼首塚の鬼 擬岡町浅利地区の伝承をもとに製作。 くわしくはこちら↓ https://orochi.theshop.jp/items/70379073 「鬼の有様十妖十色 大月の地に九鬼も棲み」 ★百蔵仙遊『デュアルベースタウンゲーム大月版』にこれらの鬼たちのイラストが使用されています。ふるさと納税返礼品にもなっているのでチェックしてくださいね。 ふるさとチョイス https://www.furusato-tax.jp/product/detail/19206/5644337 【商品説明】 直筆サインが入った1点ものの掛け軸です。 表装(絵柄)以外の部分も特殊加工の印刷により仕上げてあります。 すべて布製ですので耐久性に優れており、収納もしやすくなっています。 説明の短冊がつきます。(画像はサンプルです) 表装部の大きさ 幅50cm x 高さ80cm 【Description of item】 One piece art work with autograph. Special processing printing. Made of cloth. It has excellent durability and is easy to store. An explanation tag will be attached. (The image is a sample) Size: W 50 cm x H 80 cm 大蛇堂の他作品/過去作品は以下リンクより閲覧/購入可能です。 https://otonokeenoke.base.ec/categories/451069 「青鬼展」販売作品です 「妖怪貸箱」販売作品です ※店頭ではシステム利用料分が割引されての販売となります。 ※店頭販売価格は銀行振込のみ対応いたします。直接お問い合わせください。 ※店頭併売品のため、品切れの場合はご了承ください。
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【大蛇堂】大9 具乱怒不夜城 大掛け軸(日本怪異妖怪事典東北)
¥17,096
作品名:大9 具乱怒不夜城 大掛け軸(日本怪異妖怪事典東北) 作家:大蛇堂 サイズ:50×80(cm)程度 素材:布製 【説明】 ぐらんどふやじょう。 大蛇堂がカバーイラストを担当した『日本怪異妖怪事典東北』 表紙に堂々とたたずむ『具乱怒不夜城』が、笠間書院さんの許諾をいただき大サイズ掛け軸になって登場! 東北妖怪が渾然一体となった『具乱怒物乃怪』が、秋田の能代七夕『天空の不夜城』の上に聳立。 東北事典と一緒に並べれば奥羽の魑魅魍魎もすぐそこに! 「願わくは我を読みて 奥羽の精魅神怪に戦慄せよ」 【具乱怒物乃怪】 右手:下駄の化け物(広域)、毛脛(福島県) 頭上:大森山の怪鳥(秋田県) 角・左手:手長足長(広域) 錫杖:快速アテルイ(岩手県) 顔:御出山の大男(宮城県) 左肩:大手の白けつ(宮城県) 左肩・尾:鮭の大助(広域) 口の蛇:布絡み(青森県)、舌出岩(岩手県)、木田の大蛸(宮城県)、バチ淵龍神(秋田県)、荒沼の大蛇(山形県)、磐梯山の大蛇(福島県)、田道将軍(広域)、濡女(その他) 右足:三本尾の大狸(山形県) 左足:猫魔ヶ嶽の化猫(福島県) 【参考文献】 『日本怪異妖怪事典 東北』朝里樹 監修、寺西政洋,佐々木剛一,佐藤卓,戦狐 著 発行:笠間書院 【商品説明】 直筆サインが入った1点ものの掛け軸です。 表装(絵柄)以外の部分も特殊加工の印刷により仕上げてあります。 すべて布製ですので耐久性に優れており、収納もしやすくなっています。 説明の短冊がつきます。(画像はサンプルです) 表装部の大きさ 幅50cm x 高さ80cm 【Description】 This is a one-of-a-kind hanging scroll signed by the artist. The parts other than the picture are also printed with a special process. All parts are made of cloth for durability and easy storage. A strip of paper explaining the contents is attached. (The image is a sample.) Size of the front cover Size of the cover: 50 cm (width) x 80 cm (height) 大蛇堂の妖怪掛け軸はフルデジタルの複製画です。 収納時はコンパクトにしまえて、必要な時に飾れます。 床の間にも最高です。 大蛇堂の他作品/過去作品は以下リンクより閲覧/購入可能です。 https://otonokeenoke.base.ec/categories/451069 「妖怪貸箱」の販売作品です。 ※店頭ではシステム利用料分が割引されての販売となります。 ※店頭販売価格は銀行振込のみ対応いたします。直接お問い合わせください。 ※店頭併売品のため、品切れの場合はご了承ください。
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【大蛇堂】423 金毛九尾の狐ver3(中国・インド・日本) 掛け軸
¥12,832
SOLD OUT
作品名:423 金毛九尾の狐ver3(中国・インド・日本) 掛け軸 作家:大蛇堂 サイズ:30×120(cm)程度 【妖怪説明】 九尾の狐。もとは天下泰平のときに現れ瑞祥をあらわす神獣だったとされるが、のちに『封神演義』などをもとに伝記物語としてスケールアップされ悪狐として知られるようになった。 インドでは斑足王子の妃の華陽夫人、殷では紂王の妃の妲妃、周では幽王の寵妃の褒姒となって悪政にはしらせ国を滅ぼしてきた。その後日本では玉藻前として鳥羽天皇(近衛天皇とも)に近づくが陰陽師の阿倍泰成により那須原に追われ退治される。怨念は残り殺生石となり毒気を撒き散らすが玄能和尚により打ち砕かれる。 栃木県には大田原市の玉藻稲荷神社には蝶に化けて逃げ隠れていた玉藻前が水にうつって見つかったというはなしや、那須野や殺生石があることから玉藻前・九尾の狐に関するはなしが点在しているという。 「天下泰平 瑞祥はこぶ くにを震わす妖狐なり」 【参考文献】 『妖怪事典』村上健司 著 / 『日本怪異妖怪事典 東北』氷厘亭氷泉 著 【KinmouKyubinokitsune~nine tailed fox~】 It is said that it was originally a divine beast that appeared when the world was at peace and symbolized auspiciousness. Later, based on "HOUSHINENGI" and others, it was scaled up as a biographical story and became known as an evil fox. In India, she was the wife of Prince Mottled Foot, Madame Hua Yang, in Yin, she was the concubine of King Lao, and in Zhou, she was the favored concubine of King Yu. After that, in Japan, he approached Emperor Toba (also known as Emperor Konoe) as Tamamo-no-mae, but was chased to Nasuhara and exterminated by Yasunari ABE, an onmyoji. The grudge remains and becomes Sesshoseki and spreads poison, but it is crushed by the priest GENNOU. 【商品説明】 直筆サインが入った1点ものの掛け軸です。 表装(絵柄)以外の部分も特殊加工の印刷により仕上げてあります。 すべて布製ですので耐久性に優れており、収納もしやすくなっています。 説明の短冊がつきます。(画像はサンプルです) 大蛇堂の妖怪掛け軸はフルデジタルの複製画です。 収納時はコンパクトにしまえて、必要な時に飾れます。 床の間にも最高です。 大蛇堂の他作品/過去作品は以下リンクより閲覧/購入可能です。 https://otonokeenoke.base.ec/categories/451069 「妖怪貸箱」の販売作品です ※店頭ではシステム利用料分が割引されての販売となります。 ※店頭販売価格は銀行振込のみ対応いたします。直接お問い合わせください。 ※店頭併売品のため、品切れの場合はご了承ください。
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【大蛇堂】大7 大手の白けつ 大掛け軸
¥17,096
SOLD OUT
作品名:大7 大手の白けつ 大掛け軸 作家:大蛇堂 サイズ:50×80(cm)程度 素材:布製 大手の白けつが「大手の白けつ展」を記念して大掛け軸で登場です! おそらくこれまでも、そしてこれからもこのサイズの大手の白けつが登場することはないでしょう!!! ぜひこの機会にお迎えください! 【妖怪説明】 宮城県登米市登米町に伝わる。 橋の下から白い尻を出して人に迫ってきたという怪物。しかしその正体は、妖怪のまねごとをして人を驚かすのが好きな変態者の仕業であった。 「橋上迫る真白き怪も 斬られ損とはしりはせぬ」 【参考文献】 『登米町誌 第ニ巻』p515 引用:宮城妖怪事典(仮)より http://blog.livedoor.jp/miyagiyokai/archives/20857577.html 【OOTENOSIROKETSU -White ass in Oote-】 Introduced to Tome Town, Miyagi Prefecture. The monster emerged from under the bridge. The monster came out with a white ass. However, the true identity was a pervert who liked to imitate youkai and surprise people. 【商品説明】 直筆サインが入った1点ものの掛け軸です。 表装(絵柄)以外の部分も特殊加工の印刷により仕上げてあります。 すべて布製ですので耐久性に優れており、収納もしやすくなっています。 【Description】 One piece art work with autograph. Special processing printing. Made of cloth. It has excellent durability and is easy to store. An explanation tag will be attached. (The image is a sample) Size: W 30 cm x H 60 cm 大蛇堂の妖怪掛け軸はフルデジタルの複製画です。 収納時はコンパクトにしまえて、必要な時に飾れます。 床の間にも最高です。 大蛇堂の他作品/過去作品は以下リンクより閲覧/購入可能です。 https://otonokeenoke.base.ec/categories/451069 「大手の白けつ展」の販売作品です。 「妖怪貸箱」の販売作品です。 ※店頭ではシステム利用料分が割引されての販売となります。 ※店頭販売価格は銀行振込のみ対応いたします。直接お問い合わせください。 ※店頭併売品のため、品切れの場合はご了承ください。
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【大蛇堂】大サイズ掛け軸2 三狐大将 ver2(宮城・川崎)
¥17,096
SOLD OUT
作品名:大サイズ掛け軸2 三狐大将 ver2(宮城・川崎) 作家:大蛇堂 サイズ:50×80(cm)程度 【妖怪説明】 宮城県川崎町に伝わる三狐ばなしに登場する三大将が勢ぞろい! ・薬罐太郎 やかんたろう。 宮城県川崎町の川崎のお城山にいたとされる。獲物を取りに出かける際に本砂金(もといさご)の方を担当した。代々全身が真っ白く尾が三つに分かれた狐であり、ある時、人に追いかけられて真っ白い全身の毛を真っ黒にして帰ってきたことがあった。この狐の一族は長い間続いたという。 ・泥牛蒡 でろごんぼ。 宮城県川崎町の中之内のお城山にいたとされる。獲物を取りに出かける際に円田の方を担当した。全身が真っ黒い大きな狐であり、獲物を獲りに出掛けた際に尾を鉄砲で撃たれ、逃げるためにもげそうな尾を自分で木の又に挟んで思いっきり走り尾を切って以来、尾が無かった。 ・観音狐 宮城県川崎町の小野のお城山にいたとされる。獲物を取りに出かける際に村田の方を担当した。身体が三色の毛で覆われた綺麗な狐であり、虎ばさみに足を挟んで以来後ろ足が無い。観音様に化けるのが得意で、悪さをしていたが、梁川庄八という侍に退治されて死んでしまった。 「蔵王連峰 麓に集う 碁石川成る支川なり」 都々逸解説:三狐ばなしの舞台である宮城県川崎町は蔵王連峰の麓にあります。山岳・丘陵地帯が町の面積の85%を占め、残りは盆地になっており碁石川に集まる三本の支川(太郎川、北川、前川)が特徴的です。 三本の支川からひとつの碁石川ができることと、三匹の狐によって統治される川崎の様子をかさねて詠みました。 【参考文献】 『宮城の昔話シリーズ 第一集 ほうすの玉』p45~47 引用:宮城妖怪事典(仮)より http://blog.livedoor.jp/miyagiyokai/ 大蛇堂の妖怪掛け軸はフルデジタルの複製画です。 収納時はコンパクトにしまえて、必要な時に飾れます。 大蛇堂の他作品/過去作品は以下リンクより閲覧/購入可能です。 https://otonokeenoke.base.ec/categories/451069 「宮城の妖怪展」の販売作品です。 「妖怪貸箱」の販売作品です。 「宮城の妖怪展 弐」の販売作品です。 ※店頭ではシステム利用料分が割引されての販売となります。 ※店頭販売価格は銀行振込のみ対応いたします。直接お問い合わせください。 ※店頭併売品のため、品切れの場合はご了承ください。
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【大蛇堂】大サイズ掛け軸3 甲斐駒遊戯図
¥17,096
SOLD OUT
作品名:大サイズ掛け軸3 甲斐駒遊戯図 作家:大蛇堂 サイズ:50×80(cm)程度 ★この掛け軸は大サイズ(約50 x 80 cm)の掛け軸です。収納袋が付属します。 【妖怪説明】 山梨を代表する甲斐の黒駒(烏駒)はじめ馬妖怪が集合! ・烏駒(山梨・笛吹市) からすこま。山梨県の代表的な民話のひとつ。 天かける黒駒、甲斐の黒駒としても知られる。 県内に広く残る話だが、旧東八代郡御坂町の話が代表的。 聖徳太子が摂政になった際に各地から馬を差し出させた。数百頭にもなったが、その中でも特にお気に入りになったのは甲斐から差し出された、全身が真っ黒に輝き足だけが白い「烏駒」とよばれる馬だった。 信頼していた家来に仕込ませたのちに太子がのってみると馬は雲に浮かび東方に走り去る。 3日後に戻ってきた太子は「雲をふんで霧をはらい、ただちに富士についた。そして信濃へも行った。風のように速い馬でまさしく神馬である」と言ったという。 御坂町には馬のひづめのあとと言われる「駒止石」があるという。 また、1500年ほど昔の雄略天皇13年に木工(大工の棟梁)の猪名部真根(いなべのまね)が不遜のため処刑されそうになるが、許しの使者が甲斐の黒駒にのり急いできたため助かる、というような話もある。 ・天津速駒(山梨・北杜市) 旧北巨摩郡白州町に伝わる。読み不明。てんつそくこま?あまつはやがけ? 駒ケ岳には昔から天津速駒という勇敢な白馬が住んでいた。武甕槌(たけみかづち)の神の魂から生まれ両肩に銀の翼が生え空をかけ、夜は駒ケ岳の頂にきて寝るといわれ、それが山の名称になったという。 一説では聖徳太子が金蹄の黒駒に召されてこの山に降り給い、黒駒はここの谷水を飲んだ。 それでこの山からの水には神馬の精があり、飲んで育った駒は必ず霊馬になるといわれる。麓の水城地方に良馬を多く産したから山を駒ケ岳と呼び、郡名を巨摩郡と称したともいう。 ・高尾の馬(山梨・南アルプス市) 旧中巨摩郡(現・南アルプス市)櫛形町に伝わる。 旧榊村の高尾の穂見神社では作物が取れたお礼としいて神馬を奉納する習わしがあった。ある年に豊作になり神馬を納めようとしたが、飼葉を用意できず困ってしまった。 運良くそこへ全国をまわっていた彫物名人の左甚五郎がきていたので、代わりに木彫りの白い馬を彫ってもらい納めた。 一件落着のはずが出来がよすぎて馬に精気がのりうつり毎晩抜け出して田畑を荒らしてしまった。そこでまた左甚五郎のところへ行き相談すると、今度は木彫りの端綱を掘って取り付けた。それからは木彫りの馬も抜け出すこともなく作物もよく実って人々の暮らしも豊かになったという。この話が高尾の穂見神社から東郡から富士山麓まで知れ渡り毎年11月30日から12月1日に行われる祭りには参拝者が集まり夜祭として賑わうようになった。 今も白い馬は穂見神社の境内にまつられている。 【都々逸】 「天馬翔けりし甲斐の山里 勇猛神馬の滾りなり」 【参考文献】 「山梨の伝説」山梨国語教育研究会編 /「ふるさと自慢シリーズⅧ甲斐路 ふるさとの民話と民謡」/「甲斐の伝説」土橋里木 大蛇堂の妖怪掛け軸はフルデジタルの複製画です。 収納時はコンパクトにしまえて、必要な時に飾れます。 大蛇堂の他作品/過去作品は以下リンクより閲覧/購入可能です。 https://otonokeenoke.base.ec/categories/451069 「宮城の妖怪展 弐」の販売作品です。 ※店頭ではシステム利用料分が割引されての販売となります。 ※店頭販売価格は銀行振込のみ対応いたします。直接お問い合わせください。 ※店頭併売品のため、品切れの場合はご了承ください。
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【大蛇堂】大サイズ掛け軸4 甲斐怪総僧図
¥17,096
SOLD OUT
作品名:大サイズ掛け軸4 甲斐怪総僧図 作家:大蛇堂 サイズ:50×80(cm)程度 ★この掛け軸は大サイズ(約50 x 80 cm)の掛け軸です。収納袋が付属します。 【妖怪説明】 山梨のお坊さん妖怪が集合! ・蟹坊主(山梨・山梨市) 山梨市岩下町に伝わる。 長源寺は蟹沢の近くにあったが、この寺の住職はたびたび妖怪に殺害され行方不明となっていた。あるとき旅の僧がこの無住寺に泊まると、夜中に怪僧が枕元にあらわれ 「四足八足両眼天に差すときはいかに」と問答をしかける。 旅僧は「この蟹めが」と、枕元の大斧で切りつける。 手応えがあり怪物は逃げ去り、翌朝血のしたたりの跡を追っていくと谷の奥の洞窟で大蟹が背中を割られて死んでいた。 その後、この沢を蟹沢といい、蟹を追ったところを蟹追い坂と呼んだ。またこの寺を蟹沢山長源寺と号し旅僧を寺の中興の開山として救蟹法師といった。 この化け蟹の甲羅はいまでも寺に残っているという。 怪物の問答の言葉はほかに「両足八足大足二足横行自在両眼大差」などや、武器が斧のかわりに独鈷や錫杖を投げつけたりもある。また蟹の甲羅が二間四面、八畳敷き(約13平方メートル)で全身に毛があったなどとすることもあり、相手が化けガニで宮本たけぞうや沢庵、冗元法師が戦うものもある。 ・ずず(山梨・上野原市秋山) 山梨県上野原市秋山に伝わる。 秋山の王の入りに〝ずずの田〟と呼ばれているところがある。 昔、百姓たちが粟をつくるために大刈りを焼いていた。一日中はたらき夕暮れになりそろそろ帰るかという頃「道に迷ったので一晩泊めて欲しい」と旅の坊さんが数珠を繰りながら頼んできた。百姓たちは人里離れた山の中だし、なんとなくあやしげなので「狐か狸が化けたものにちがいない」といって、数珠くり坊主を殺して大刈りと一緒に焼いてしまった。 それからというもの、日照りが続いたり、雨が何日も続いたりと作物がとれない年が続いた。 「なにか悪いものでもたたっているのではないか」「あの時の坊主は本物だったのでは」「きっと坊さんがたたっているにちがいない」などと噂が広まり、軽はずみに殺してしまったことを後悔して、ずずの田のあたりにお宮をつくっておまつりをした。 このお宮は今でも日吉山王さまとして残されている。 ・妖怪281・むとう坊さん(山梨・韮崎市) 河原部村に伝わる。 江戸時代に蔵前院という寺に、天育という立派で頭のよいお坊さんがおり、これ以上学問の必要がないということで「無頭(むとう)」さんと呼ばれていた。 このあたりは塩川と釜無川が合流するところで、年中大水が村を襲っていた。むとう坊さんは田畑を流されて困っている村の衆(し)のため寺の境内を田んぼにして米をとっていたが、役人がやってきて「寺の米も税として納めろ」と言い出した。 むとう坊さんは「とんでもねえことを言う。オレは死んでも従わんぞ」と反抗すると、役人はしばりあげて牢屋に入れてしまった。 断食をして10日目にむとう坊さんは死んでしまったが、間際に「オレは幕府とお役人をのろってやる。死体は村の高台に埋めてくりょう」と言い残した。 この年の冬、八ヶ岳おろしが吹き始めた夜、役人が泊まっている宿の上に赤い衣を着て提灯をもったむとう坊さんが七里岩の上のほうから飛んできて宿を火の海にした。 それからというもの、役人が来ると火事になり、そのうち役人を泊める宿がなくなった。 村の衆は「ありゃあ、むとう坊さんの怨霊が火をつけえあいっている(つけて歩いている)」 言いあった。火事が村の衆の家に燃えうつりそうになるとむとう坊さんが両手を広げて火の勢いを落とした。 村の衆は七里岩の上に石塔を建て、毎年3月15日にお祭りをして火災がないようお祈りをしているという。 ・妖怪296・矢坪の一つ火(山梨・山梨市) 山梨市矢坪に伝わる。 永昌院という寺に伝海禅現法印という坊さんがおり、裏山から火事をださないよう、悪い者がいては困ると村を心配し、毎日のように山の見回りをしていた。 昼間でも暗い山のため、提灯を持ち片手に長い杖をついて鈴の音を鳴らしながら山を歩いた。遠くからみると提灯がひとつ火に見えて、風に乗って聞こえる鈴の音で村人に安心感を与えた。 ある雪の日に伝海は腹をすかした熊に出会った。熊はこれから里にいって人を食うのだという。そこで伝海は「どうか、おれを食ってくりょう。ほのかし村へは行かんでくれや。坊主との約束を破ったらバチが当たるぞ」と言い、自分を熊に与えた。 村人たちは帰ってこない伝海を探したが行方が知れず、みな嘆き悲しんだ。そこで伝海の木像を刻んで永昌院の本堂に安置した。 次の年、また熊は里に降りようとした。すると、どこからか伝海が現れ 「おめえ、坊主の約束を破ったな」と杖で殴り殺してしまった。 雨や雪が降ると、木像の伝海の杖には泥がついており足も汚れていた。村人たちは「きっと伝海さんは今でもおらんとうのために、山回りをしてくれているに違えねえ」と話し合った。 時々裏山に提灯の灯のようなものがみえるため「矢坪のひとつ火」と呼び、伝海が見回っている合図だ、と思うようになった。 また、のちに矢坪の一つ火を狐のいたずらと思い、若者5人で探索するが正体がわからなかったとする話や、伝海は春雨の降る夜にいなくなったので木像をつくり火の玉がたくさん見える年は豊作になる、などの話がある。 永昌院には法印の供養塔があり、春の彼岸には供養祭が行われているという。 【都々逸】 「無頭 伝海 数珠繰り坊主 救蟹法師 甲斐の怪」 【参考文献】 『山梨の伝説』山梨国語教育研究会編 / 『甲州むかし話 下巻』山梨日日新聞社 / 『甲斐の民話』土橋里木 / 『山梨県の民話と伝説』土橋里木 / 『秋山文化協会版・秋山の民話』秋山村教育委員会発行 大蛇堂の妖怪掛け軸はフルデジタルの複製画です。 収納時はコンパクトにしまえて、必要な時に飾れます。 大蛇堂の他作品/過去作品は以下リンクより閲覧/購入可能です。 https://otonokeenoke.base.ec/categories/451069 「宮城の妖怪展 弐」の販売作品です。 ※店頭ではシステム利用料分が割引されての販売となります。 ※店頭販売価格は銀行振込のみ対応いたします。直接お問い合わせください。 ※店頭併売品のため、品切れの場合はご了承ください。
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【大蛇堂】大サイズ掛け軸1 船形山 四大魔王 ver2(宮城・船形山)
¥17,096
SOLD OUT
作品名:大サイズ掛け軸1 船形山 四大魔王 ver2(宮城・船形山) 作家:大蛇堂 サイズ:50×80(cm)程度 【妖怪説明】 『船形山手引草』に記述された、船形山に祀られる神の縁起に登場する魔王たち。 4人の魔王が勢ぞろい! ・貪多利魔王 トンタリマオウ。 金剛山(現在の船形山)を根城にして日本を魔国にしようとしたが、鳳凰の形の船に乗ってやってきた阿弥陀如来たちによって退治された。最後には無数の矢に射たれて降参し貪多利魔王は後に改心して、信心の深い行者に富貴福徳を授ける「源元貧乏神」という存在になったという。 ・荒ラ獅子魔王 アラシシマオウ。 身の丈は五丈余りあり、毘沙門天に斧で襲いかかったが八十文字の槍によって斧の柄が折られると、跡形もなく消えてしまったという。 ・烈風魔王 レップウマオウ。 身の丈は五丈余りもあり、不動明王に戦いを挑んだが、最後には取り押さえられて縄を掛けられそうになると跡形もなく消えてしまったという。 ・天龍魔王 テンリュウマオウ。 小山かと思うほどの大きさをしているという。摩利支天に鉄棒で襲いかかったが、片手で受け止められ、取り押さえられそうになると跡形もなく消えてしまったという。 「金剛山より雲霧を拡め 四郡囲いて頂見えず」 都々逸解説:金剛山(現在の船形山)は宮城県と山形県にまたがっており、宮城県旧宮城郡・加美郡・黒川郡、山形県旧北村山郡の4郡の境になっています。 また、奥羽山脈の中で船形山は突出しておらず、山頂がなかなか現れないとのこと。 前半「金剛山より雲霧を拡め」は魔王が雨霧を操ったことを詠んでおり、後半「四郡囲いて頂見えず」は魔王4人と4つの郡、現れない山頂とそこにたてこもった魔王たちをあらわしました。 【参考文献】 『船形山の民俗 吉田潤之介採訪資料』 引用:宮城妖怪事典(仮)より http://blog.livedoor.jp/miyagiyokai/ 大蛇堂の妖怪掛け軸はフルデジタルの複製画です。 収納時はコンパクトにしまえて、必要な時に飾れます。 大蛇堂の他作品/過去作品は以下リンクより閲覧/購入可能です。 https://otonokeenoke.base.ec/categories/451069 「宮城の妖怪展」の販売作品です。 「宮城と山梨の奇妙な妖怪展」の販売作品です。 ※店頭ではシステム利用料分が割引されての販売となります。 ※店頭販売価格は銀行振込のみ対応いたします。直接お問い合わせください。 ※店頭併売品のため、品切れの場合はご了承ください。 ※こちらの作品は学割/学術目的のご購入の際には10%の割引には購入可能です。 ご希望の際はお問い合わせください。
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【大蛇堂】身体髪膚髪鬼纏之図 直筆掛け軸
¥17,096
SOLD OUT
作品名:身体髪膚髪鬼纏之図 直筆掛け軸 作家:大蛇堂 サイズ:120×36(cm) 素材:布製 大蛇堂渾身の直筆掛け軸! 髪鬼の怨みの念が鏡に写っている!!! ◆妖怪解説 髪鬼(かみおに)または鬼髪(きはつ)とは、鳥山石燕の妖怪画集『百器徒然袋』にある日本の妖怪の一つで、頭髪の妖怪。 人間の女性の怨みの念や嫉妬心が自分の頭髪にこもって妖怪と化したものとされる。髪がどんどん長く伸び、その名前が示すようにあたかも鬼の角のように逆立つ。長く伸びた髪をいくら切り落とそうとも、どんどんと際限なく伸び続けてしまうという。 古より人間の頭髪には不思議な力があるといわれており、その伝承を元に石燕が創作した妖怪とされる。 ※Wikipediaより 【商品説明】 全て手書きの1点ものの掛け軸です。 大蛇堂の他作品/過去作品は以下リンクより閲覧/購入可能です。 https://otonokeenoke.base.ec/categories/451069 「妖艶怪画」の販売作品です。 ※店頭ではシステム利用料分が割引されての販売となります。 ※店頭販売価格は銀行振込のみ対応いたします。直接お問い合わせください。 ※店頭併売品のため、品切れの場合はご了承ください。
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【大蛇堂】江戸四谷小島弥喜右衛門体験談 直筆掛け軸
¥17,096
SOLD OUT
作品名:江戸四谷小島弥喜右衛門体験談 直筆掛け軸 作家:大蛇堂 サイズ:120×36(cm) 素材:布製 大蛇堂渾身の直筆掛け軸! 平秩東作の「怪談老の杖」にある、一つ目小僧を見たという男の話をもとにしています。! 【商品説明】 全て手書きの1点ものの掛け軸です。 大蛇堂の他作品/過去作品は以下リンクより閲覧/購入可能です。 https://otonokeenoke.base.ec/categories/451069 「一つ目小僧展」の販売作品です。 「妖怪貸箱」の販売作品です。 ※店頭ではシステム利用料分が割引されての販売となります。 ※店頭販売価格は銀行振込のみ対応いたします。直接お問い合わせください。 ※店頭併売品のため、品切れの場合はご了承ください。
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【大蛇堂】UN21バックベアード屹立図 直筆掛け軸
¥14,964
SOLD OUT
作品名:UN21バックベアード屹立図 直筆掛け軸 作家:大蛇堂 サイズ:120×36(cm) 素材:布製 大蛇堂渾身の直筆掛け軸! UN21はシールとラーメンと日本酒でできている! を表現し、UN21が大好きなバックベアードがギョロリと映える!!! 【商品説明】 全て手書きの1点ものの掛け軸です。 大蛇堂の他作品/過去作品は以下リンクより閲覧/購入可能です。 https://otonokeenoke.base.ec/categories/451069 「僕らとUN21展」の販売作品です。 ※店頭ではシステム利用料分が割引されての販売となります。 ※店頭販売価格は銀行振込のみ対応いたします。直接お問い合わせください。 ※店頭併売品のため、品切れの場合はご了承ください。