1/10

【大蛇堂】317 池がらす(宮城・本吉郡)

¥5,903 税込

残り1点

SOLD OUT

2022年5月8日 17:00 に販売終了しました

別途送料がかかります。送料を確認する

この商品は海外配送できる商品です。

作品名:317 池がらす(宮城・本吉郡)
作家:大蛇堂
サイズ:30×60(cm)程度
素材:布製

【妖怪説明】
【要約】
池のそばの林に棲むカラスと牝馬の間に生まれたという名馬。天馬のように空を飛び、魚のように水中を泳いだという。源頼朝に献上され重宝されたが、主人の頼朝が亡くなると故郷に戻った。
【原文】
貞任山の南がわのふもとに、米広という小さな部落があります。
昔、米広には、大きな牧場があって、たくさんの馬が放しがいになっていました。
まきばの中にある池のそばの林に住みついていた「からす」と一ぴきのめす馬が愛し合い、かわいい小馬を産みました。
小馬は、牧場の草をたくさん食べ、大きくなるにつれて天馬のように空を飛び、魚のように水の中を自由に泳げるたくましい馬に育
ち、時の大将軍、源頼朝公に献上されて「池がらす」と名づけられました。
「池がらす」は、頼朝公に大変かわいがられ、戦場に出陣の度にめざましい手柄をたて「宇治川の先陣争いの、池月磨墨に勝るとも分らぬ名馬よ」とその名は鎌倉中に響きわたったといいます。
やがて、戦いも治まり主人の頼朝公も亡くなると、にわかに故郷が恋しくなり、鎌倉のうまやから背に鞍を置いたまま一気に飛び帰
りました。まず、馬篭に舞い下りて疲れをいやしたあと、再び太田山に飛び上がり、田束山の上をひとっとびに飛び越す時に鞍を落と
し(鞍の落ちた場所を田束山の鞍骨峠といいます)
故郷に舞いもどった「池がらす」が住みついて余生を送ったところが米広のそばの「帰国が森」と伝えられ、帰国が森に生える笹の葉には、今も「池がらす」の食べたあとがついているといいます。
何年かが過ぎ……名馬も年老いてついにのたれ死にました。
村の人たちは名馬「池がらす」の末路をあわれと思い、骨を拾い集めてお墓を作ってやりました。その墓を「馬の骨壇」といいます。
その壇がどこにあるのかはっきりした場所はわかりませんが、今も皿貝に地名だけが残っています。
(安永風土記より)

【参考文献】
『第一集 ふるさと歌津の民話と伝説』

【商品説明】
直筆サインが入った1点ものの掛け軸です。
表装(絵柄)以外の部分も特殊加工の印刷により仕上げてあります。
すべて布製ですので耐久性に優れており、収納もしやすくなっています。

【Description】
One piece art work with autograph.
Special processing printing. Made of cloth. It has excellent durability and is easy to store. An explanation tag will be attached. (The image is a sample)
Size: W 30 cm x H 60 cm

大蛇堂の妖怪掛け軸はフルデジタルの複製画です。
収納時はコンパクトにしまえて、必要な時に飾れます。
床の間にも最高です。

大蛇堂の他作品/過去作品は以下リンクより閲覧/購入可能です。
https://otonokeenoke.base.ec/categories/451069

「宮城と山梨の奇妙な妖怪展」の販売作品です。

※店頭ではシステム利用料分が割引されての販売となります。
※店頭販売価格は銀行振込のみ対応いたします。直接お問い合わせください。
※店頭併売品のため、品切れの場合はご了承ください。

商品をアプリでお気に入り
  • レビュー

    (1190)

  • 送料・配送方法について

  • お支払い方法について

¥5,903 税込

SOLD OUT

最近チェックした商品
    同じカテゴリの商品
      セール中の商品
        その他の商品
          CATAGORY