1/3

【大蛇堂】285 平四郎虫(山梨・市川三郷町)

¥5,903 税込

残り1点

SOLD OUT

2021年11月28日 18:00 に販売終了しました

別途送料がかかります。送料を確認する

この商品は海外配送できる商品です。

作品名:285 平四郎虫(山梨・市川三郷町)
作家:大蛇堂
サイズ:30×60(cm)程度

大蛇堂の妖怪掛け軸はフルデジタルの複製画です。
収納時はコンパクトにしまえて、必要な時に飾れます。
床の間にも最高です。

【妖怪説明】
旧西八代郡六郷町葛籠沢村にオオガ堂の話として伝わる。

あるとき加藤弥兵衛という物持ちの家に、土蔵の隅を切って宝が盗まれたことがあった。
役人などがきて検証したが切られた穴が小さく子供も入れないほどだったため、皆不思議に思っていた。

そこへ見物していた加藤平四郎というものが「このくらいの穴へ潜り込むのは訳ない」とゴザを穴にあて右腕をあげ左腕を腰にぴったりつけて、ゴザのすべりを利用してスルスルと土蔵の中へ入った。皆一同に驚いたが、たちまち盗みの疑いが平四郎にかかり代官所にひきたてて打ち首にしてしまった。

無実の罪をきせられた平四郎はいまわの際に「必ず来世は害虫に生まれ変わり恨みを晴らしてやる」と呪いの言葉を残した。

その翌年、異様の昆虫の大発生により大豆が黒く枯れていった。この被害は葛籠沢村のみならず宮原・鴨狩津向・岩間・楠甫・落居・山保・豊和・八之尻・羽鹿島などにまで広がり、また悪臭も放った。

平四郎の化身であるとした村人は霊を慰めるため御堂をたてた。
この虫を平四郎虫、またはオオガの虫と呼び、堂をオオガ堂と名付け毎年旧2月13日には平四郎祭りを続けているという。

オオガ虫とはカメムシの地方名のようである。
個人的には野菜を作っていると、カメムシも大概厄介であるがそれ以上にジャガイモやトマトなどのナス科野菜を殲滅させるニジュウヤホシテントウ(テントウムシダマシ)のほうが憎たらしい。

「天がよけれど泣く無辜あれば 晴れる忿怒に実もつかず」

【参考文献】
『甲斐の伝説』土橋里木 /『日本の民話 甲信越』 小沢俊夫 福原登美子 森野郁子 編 /『ふるさと自慢シリーズⅧ甲斐路 ふるさとの民話と民謡』 /『妖怪事典』村上健司 著より


【商品説明】
直筆サインが入った1点ものの掛け軸です。
表装(絵柄)以外の部分も特殊加工の印刷により仕上げてあります。
すべて布製ですので耐久性に優れており、収納もしやすくなっています。

大蛇堂の妖怪掛け軸はフルデジタルの複製画です。
収納時はコンパクトにしまえて、必要な時に飾れます。
床の間にも最高です。

大蛇堂の他作品/過去作品は以下リンクより閲覧/購入可能です。
https://otonokeenoke.base.ec/categories/451069

「宮城と山梨の奇妙な妖怪展」の販売作品です。

※店頭ではシステム利用料分が割引されての販売となります。
※店頭販売価格は銀行振込のみ対応いたします。直接お問い合わせください。
※店頭併売品のため、品切れの場合はご了承ください。

商品をアプリでお気に入り
  • レビュー

    (1190)

  • 送料・配送方法について

  • お支払い方法について

¥5,903 税込

SOLD OUT

最近チェックした商品
    同じカテゴリの商品
      セール中の商品
        その他の商品
          CATAGORY