


【大蛇堂】286 鬼利ヱ門(山梨・富士河口湖町)
¥5,903 税込
残り1点
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作品名:286 鬼利ヱ門(山梨・富士河口湖町)
作家:大蛇堂
サイズ:30×60(cm)程度
大蛇堂の妖怪掛け軸はフルデジタルの複製画です。
収納時はコンパクトにしまえて、必要な時に飾れます。
床の間にも最高です。
【妖怪説明】
河口湖に伝わる。
利ヱ門という生来の無頓着者で、股間の陰所を隠すこともなく常にブラブラさせていたことで湖畔の名物男がいた。怪力をもっており、郡内の領主秋元但馬守が嘯山に水穴を掘り大雨が降ると増水して湖畔民が困るため河口湖の水を、水のない吉田新倉へ流して灌漑にしようとするときに疎水の仕事夫をしていた。
あるとき駿河の獄ノ下で草相撲が行われ甲斐・駿河・相模三国の腕自慢が集まり、甲斐側から利ヱ門が選ばれた。土俵入りとなった際に、利ヱ門はいつものごとく股間に白布一つつけておらずまわしやさばきの持ち合わせがなかったので「この無様ぢゃあ角力にならねエ、下れ、下れ」と罵られた。
利エ門は四本柱に建ててある太い青竹を引き抜き、指先で硬い節をプツプツとつぶして平板にしてキリキリと腰に巻きつけまわしにしてしまった。この怪力に二州の力士たちも舌を巻き利ヱ門の無礼を許した。
また、ある夏の昼下がり、利ヱ門が富士山の船津口登山道沿いの山畑で粟の手入れをしていると富士禅定(登拝)の道者の一行が通りかかった。道者は利ヱ門の股間の陽物に気づき、登山の疲れを忘れ悪戯心ヲムラムラとおこし、手にした金剛杖にねらいをつけて「南無浅間大菩薩!」と衝いてかかった。
驚いた利ヱ門はとっさに杖先を股間に挟み込んだ。道者たちが笑いながら引き抜こうとしたが2〜3人で力を合わせても根付いたように動かない。この怪力に薄気味悪くなり平謝りして無礼を詫びたという。
利ヱ門の怪力が人並み外れていたので、誰いうとなく鬼の字を冠して鬼利ヱ門と呼ぶようになった。
当時、利ヱ門を揶揄した土謡に
♪鬼利ヱ門旅すれば 長の道中ブラブラと
というものがあったという。
【参考資料】
『河口湖周辺の伝説と民俗』伊藤健吉 編
【商品説明】
直筆サインが入った1点ものの掛け軸です。
表装(絵柄)以外の部分も特殊加工の印刷により仕上げてあります。
すべて布製ですので耐久性に優れており、収納もしやすくなっています。
大蛇堂の妖怪掛け軸はフルデジタルの複製画です。
収納時はコンパクトにしまえて、必要な時に飾れます。
床の間にも最高です。
大蛇堂の他作品/過去作品は以下リンクより閲覧/購入可能です。
https://otonokeenoke.base.ec/categories/451069
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