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【大蛇堂】401 四尾連湖の黒雲主(山梨・市川三郷町)

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作品名:401 四尾連湖の黒雲主(山梨・市川三郷町)
作家:大蛇堂
サイズ:30×60(cm)程度

【妖怪説明】
山梨県市川三郷町に伝わる。

3~400年前のこと、武者修行ともみえる2人の兄弟の侍が根原の方から四尾連湖の辺にきた。
湖水で休息し聞きしに勝るよい景色に兄が「存外の景色じゃ、あれは甲府の城、白く光っているわい。身延山はこの当りであろうか?」などというが弟はこたえない。

弟は身体が異常な変調をきたし顔面蒼白、ぶるっと胴ぶるいをしたかと思うと、紫色になった唇をわなわなさせ打ち倒れてしまった。

兄は「大望ある身が、お主は何たる不覚だ、どうしたのだ」とはげますように寄り添ったが、次の瞬間、兄もまた用意ならぬ予感を覚えた。

湖面をにらむと、鳴動して沫のようなものが小高く上騰すると思うまもなく、湖の中央に巨大な怪物が角を現し背を現し、その唸り声は耳をつきさす程であった。

侍は弓を引き絞って放ち、流石の強弓にづばと射られて鮮血とともに怪牛の本性を現わし、湖面に横たわった姿を意識して、兄もまた、ぐらぐらっと目をまわして悶絶した。

村人はこの2人の亡骸を山の頂きに厚く葬り供養し、墓は今なお存している。
猟師ヶ岳の名はこれからでたという。2人の侍が死んだ年は旱魃のために田は裂け、野は枯れたが、その後大雨があり百姓は胸を撫で下ろした。
その後、湖にて雨乞いをするときは必ず先に猟師の墓にお参りをし「四尾連湖の黒雲主を殺して腹いせに雨を降らせ給いな」と大声に唱えながら廻るという。

「兄の強弓怪牛射るも 二人猟師の墓となり」


【参考文献】
『市川大門町誌』「二人漁師」「四尾連湖の雨乞い」606p-608pより


【商品説明】
直筆サインが入った1点ものの掛け軸です。
表装(絵柄)以外の部分も特殊加工の印刷により仕上げてあります。
すべて布製ですので耐久性に優れており、収納もしやすくなっています。

大蛇堂の妖怪掛け軸はフルデジタルの複製画です。
収納時はコンパクトにしまえて、必要な時に飾れます。
床の間にも最高です。

大蛇堂の他作品/過去作品は以下リンクより閲覧/購入可能です。
https://otonokeenoke.base.ec/categories/451069

「雲外鏡展」の販売作品です
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